ゴミ屋敷問題の相談先はどこ?適切な相談窓口を紹介します

ゴミ屋敷清掃

2024-07-26

ゴミ屋敷問題の相談先はどこ?適切な相談窓口を紹介します

近所のゴミ屋敷から悪臭がしたり、道路にゴミが散乱していたら、すぐにでも片付けて欲しい!と思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、ゴミ屋敷の住人は気にもとめず、まわりが見て見ぬふりをして先送りしても、根本的な解決は見込めません。むしろ、ゴミ屋敷を放置するほどに状況が悪化する可能性があるので、早めに適切な窓口へ相談することが重要です。

この記事では、ゴミ屋敷問題の適切な相談窓口について、状況別に詳しくご紹介します。また、ゴミ屋敷を放置することで生じるデメリットやリスクについても取り上げます。

今まさにゴミ屋敷問題に頭を悩ませている方は、ぜひ参考になさってください。

ゴミ屋敷問題を放置すると起こり得るデメリット・リスク

ゴミ屋敷問題は、放置しておくと色々なデメリット・リスクに繋がりかねません。そのため、問題として表面化した時点で、早めに適切な窓口へ相談することが大切です。

ここでは、ゴミ屋敷問題を放置すると起こり得る、4つのデメリット・リスクを確認していきましょう。

ゴミ屋敷問題を放置すると起こり得るデメリット・リスク

隣のゴミ屋敷からのゴキブリ発生

隣家がゴミ屋敷だと分かっていて放置すると、そこからゴキブリが発生し、自宅に被害が及ぶ可能性があります。

ゴミ屋敷は、ゴキブリにとって快適な住処となり、そこで繁殖が始まります。ゴキブリの繁殖スピードは驚異的で、隙間などから近隣の家へ侵入し、そこでまた巣を作ります。そのため、隣がゴミ屋敷だと分かったら、自宅でゴキブリが発生する前に、早めに適切な窓口へ相談するようにしましょう。

感染症などの健康被害

ゴミ屋敷問題を放置すると、感染症などの健康被害に繋がるリスクもあります。

ゴミ屋敷には湿気などが籠りやすく、菌やウィルスの温床になりやすいです。また、そこで発生したゴキブリやハエ、鼠などの害虫・害獣を媒介として、菌やウィルスが周辺に広がっていきます。

そのため、近隣がゴミ屋敷の場合はもちろん、自宅がゴミ屋敷になってしまっている場合も、自分の健康を守るため、早めに相談することが大切です。

近隣とのトラブル

ゴミ屋敷問題を放っておくと、近隣とのトラブルに繋がる可能性があります。

上述したゴキブリの発生や健康被害のほか、ゴミが家からはみ出ていることによって景観が損なわれることも、近隣トラブルの原因となり得ます。

住人同士が直接話し合うと、感情的になって事態が悪化しかねません。そのため、近隣トラブルに発展しないよう、適切な窓口へ早めに相談するようにしましょう。

火災の発生や逃げ遅れ

ゴミ屋敷問題を放置すると、火災の発生や逃げ遅れといった事態にも発展しかねません。

まず、ゴミ屋敷に紙や本などの可燃性のゴミがたくさんあると、乾燥した冬場などは自然発火しやすくなります。また、外にまでゴミがはみ出しているようなゴミ屋敷だと、放火の対象とされるリスクもあります。

自宅がゴミ屋敷の場合はもちろん、隣家がゴミ屋敷の場合も、火が急激に燃え広がって逃げ遅れる可能性があります。そのため、最悪の事態になってから後悔しないよう、なるべく早めに相談して、適切な対処をすることが大切です。

【状況別】ゴミ屋敷問題の適切な相談先

ここでは、隣家など「他人の家がゴミ屋敷の場合」の、適切な相談先を5種類ご紹介します。

状況によって適する相談先が変わるので、1つずつ詳細をチェックしていきましょう。

【状況別】ゴミ屋敷問題の適切な相談先

相談先①:ゴミ屋敷条例があるなら「市役所・自治体」

ゴミ屋敷条例がある自治体に住んでいる場合は、市役所・自治体に相談しましょう。

意外なことに、ゴミ屋敷は国の法律で取り締まることができません。そのため、自治体ごとにゴミ屋敷へ独自に対応するため、条例(自治体内で有効な取り決め)を設けている場合があります。市役所・自治体に相談すれば、適切な勧告や注意をゴミ屋敷住人にしてくれ、最終的には、強制的に片付ける行政代執行がおこなわれることもあります。

ただし、すべての自治体がゴミ屋敷条例を設けているわけではないので、必ず事前に条例の有無を確認しましょう。

相談先②:ゴミ屋敷が交通の妨げになっているなら「警察」

ゴミ屋敷からはみ出たゴミなどが、周辺の交通の妨げになっている場合は、警察が適切な相談先です。

通常、ゴミ屋敷であること自体は法に問われないので、警察は関与できません。しかし、そのゴミが公道に広がっている場合は、道路交通法違反として検挙可能になります。

ただし、警察は基本的に民事不介入なので、住人同士のトラブルなどには対応できない点に注意しましょう。

相談先③:火災の危険がありそうなら「消防署」

ゴミ屋敷で火災の危険がありそうなら、消防署に相談しましょう。

法律違反は基本的に警察が対処しますが、消防法に関しては、消防署が対処するのが原則です。そのため、可燃性ゴミが放置されているなど、火災の発生リスクが高いようであれば、相談することで対応してもらえるでしょう。

ただし、消防署にできるのは、住人に対する危険性の指摘や説明にとどまります。強制的にゴミ屋敷を片付けることはできないので注意しましょう。

相談先④:実害やトラブルが出ているなら「弁護士」

ゴミ屋敷によって、何かしらの実害やトラブルが出ている場合は、弁護士に相談しましょう。

弁護士は警察と異なり、住人トラブルなどの民事事件に対応してくれます。ゴミ屋敷の住人に法的な非がある場合は、調停や訴訟を起こせる可能性もあります。

ただし、弁護士に相談するには、具体的な実害・トラブルの証拠が必要です。また、弁護士相談には費用がかかることがあること、そして解決までに一定の期間が必要であることも、併せて覚えておきましょう。

相談先⑤:ゴミ屋敷が賃貸物件なら「大家・管理会社」

ゴミ屋敷が賃貸物件の場合は、それを管理している大家や管理会社に相談しましょう。

たとえば同じマンションの隣室がゴミ屋敷の場合、直接苦情を言いに行くと、住人同士のトラブルに発展しかねません。そのような場合は、大家や管理会社に相談し、間に入ってもらうことで、無用なトラブルを防げます。

また、ゴミ屋敷の住人に非があり、周辺住人に迷惑がかかっていると判断されれば、大家や管理会社からゴミの撤去依頼や退去勧告を出してもらえます。

自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合の相談先は?

自宅や家族の家がゴミ屋敷だと、誰に相談すれば良いか分からず、解決を先送りにしてしまいやすいです。しかし、他人の家がゴミ屋敷の場合と同様、なるべく早めに適切な窓口に相談することで、早期解決が期待できます。

ここでは、自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合の、適切な相談先を4種類ご紹介します。

自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合の相談先は?

他の家族や知人に相談

自宅や家族の家がゴミ屋敷の場合は、まず他の家族や知人への相談を検討しましょう。

ゴミ屋敷問題はデリケートなので、当人同士で話し合うとトラブルに繋がりやすいです。その点、ゴミ屋敷住人と気心の知れた家族や友人を間に挟むことで、スムーズな話し合いが期待できます。

病気の可能性があるなら医師に相談

ゴミ屋敷になってしまった原因が病気である可能性があるなら、医師に相談するのが良いでしょう。

従来、ゴミ屋敷は住人の怠慢が原因だと思われていましたが、病気が原因になっていることもあります。

この場合、本人の病気を治療すること以外に、根本的な解決は見込めません。そのため、住人の様子が以前と違うなど、何かしら兆候があれば、一度医師に相談してみましょう。

自力での片付けが困難なら清掃業者に相談

自宅や家族の家がゴミ屋敷で、自力での片付けが困難な状態であれば、清掃業者に相談するのが得策です。

床にゴミが散らかっている程度の軽いゴミ屋敷なら、自力でも片付けられる可能性があります。しかし、ゴミによって床が見えなかったり、膝丈以上にゴミが積み上がっていたりする場合、自力での片付けは困難です。そのような場合は無理をせず、専門の清掃業者に片付けを依頼しましょう。

自力では1週間以上かかる作業であっても、専門業者なら早ければ即日、時間がかかっても数日程度で完了してもらえます。

自治体の福祉的支援が受けられる可能性も

ゴミ屋敷条例がある自治体の場合、福祉的支援が受けられる可能性があります。

ゴミ屋敷の住人の中には、片付けたくても業者に依頼する資金がなかったり、自力で片付ける体力がなかったりする人もいます。その場合、資金を援助したり片付けを代行したりすることは、住人本人のみならず、周辺の人々や環境にも良い影響を与えます。そのため、ゴミ屋敷条例を設けている自治体の中には、ゴミ屋敷の福祉的支援を実施しているところがあります。

ただし、福祉的支援の詳細は自治体によって異なり、必ず実施してもらえるとは限りません。詳細については、事前に自治体ホームページなどを確認しましょう。

まとめ

今回は、ゴミ屋敷問題の適切な相談窓口について、状況ごとに詳しく解説しました。

ゴミ屋敷問題は、見て見ぬふりをして放置すると、さまざまなデメリットが生じ、リスクに繋がりかねません。そのため、ゴミ屋敷問題に気が付いた時点で、なるべく早く適切な窓口に相談すべきです。今回ご紹介したことを参考にして、ゴミ屋敷問題の早期解決を目指しましょう。

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